「虹の欠片が刺さったままで」巡回展終了のご挨拶

『虹の欠片が刺さったままで』巡回展が、すべての日程を終えました。

足を運んでくださった皆さま、作品を手に取ってくださった皆さま、そしてこの写真集に関わってくださったすべての方へ、心より感謝申し上げます。

この作品は、失われた時間や、伝えられなかった言葉、そして今も心に残り続ける光景を、一枚一枚拾い集めるようにして制作しました。

展示を重ねるたびに、その写真たちは私の手を離れ、それぞれの記憶や人生と重なり、新しい意味を持ち始めているように感じています。

写真は、撮った瞬間に完成するものではなく、誰かのまなざしに触れたとき、初めて作品になるのかもしれません。

『虹の欠片が刺さったままで』は一区切りを迎えますが、この作品が皆さまの心のどこかで、静かに息づき続けてくれたなら、これ以上嬉しいことはありません。

本当にありがとうございました。

池田 聡